イラストレータ(Illustrator CC)の機能【パスファインダー】
BPDスタッフのたけしたてつおです。
イラストレーター(Illustrator CC ※イラストレーターとは、アドビシステムズ社が販売するドロー系アプリケーションソフトのことです。)にはオブジェクトを分割や合体させたりできるとっても便利な機能で【パスファインダー】というものがあります。
これはとてもよく使う機能です。
以前のバージョン(Illustrator8)を使っている時には気にしていなかった、
というかなかった。
そんなパスファインダーのトラブルが新しいバージョンのイラストレーター(Illustrator CC)で起きたので、
自分の備忘録としてこのデザインのスタッフブログに書き留めておきます。
Illustrator CCでパスファインダーの合流をすると塗りのヵ所の表示が汚い
Illustrator CCでパスファインダーの合流をすると塗りのヵ所の表示が汚いという現象が起きました。
ちょっと複雑なパスの時に起きるみたいです。
参照画像:
ピクトグラムのチューリップの花びら部分です。
花びらのへこんだヵ所が汚いです。
パスファインダーの合流で塗りのヵ所の表示が汚い時の対処方法は
メニュー左上の「Illustrator CC」>「環境設定」>「GPUパフォーマンス」の順で進んで、
「GPUパフォーマンス」のチェックを外すと奇麗に表示されます。
※「GPUパフォーマンス」とはパソコンで使用しているグラフィックプロセッサーを使用する物で処理の内容によっては高速化をしたりする事ができるそうです。
※Illustratorの場合、GPUを切った状態が従来の状態と同じで、
GPUが使用出来ないからアプリケーションが使用出来ないという物ではないということです。
Illustrator CCでパスファインダーの分割をすると筋がはいる
Illustrator CCでパスファインダーの分割をすると筋がはいる現象が起きました。
これは、「アートワークのアンチエイリアス」が原因です。
参照画像:
ピクトグラムのチューリップの花びらを2つ重ねて分割した画像です。
分割したヵ所が汚いです。
Illustrator CCでパスファインダーの分割をすると筋がはいる時の対処方法は
メニュー左上の「Illustrator CC」>「環境設定」>「一般」の順で進んで、
「アートワークのアンチエイリアス」にチェックを外すと奇麗に表示されます。
※「アートワークのアンチエイリアス」はモニター上の表現です。
※印刷する場合は、印刷会社様の判断になるようなので、要確認です。
小さなオブジェクトをつなげた物の場合にも、境目に筋がはいります。
この場合も「アートワークのアンチエイリアス」にチェックを外すと奇麗に表示されます。
※結合が可能であれば、結合する事で線は見えなくなります。
Microsoft Office用に保存でPNG形式に書き出ししたときにオブジェクトに筋が入る
「アートワークのアンチエイリアス」のチェックを外すと奇麗に表示されますが、
Microsoft Office用に保存でPNG形式に書き出ししたときにオブジェクトに筋が入る現象が起きます。
この場合は、「ファイル」>「書き出し」でファイル形式でPNGを選択し>「アンチエイリアス」をアートに最適を選択して書き出すと、奇麗に書き出されます。
私の場合、
以前のバージョン(Illustrator8)を使っている時には起きなかった現象なので、
戸惑いました。
ソフトのバージョンが変わるとこういう事があるのですね…
以上
Illustrator CCでパスファインダーの合流・分割などの精度が悪いときの対処方法でした。
